使い捨て簡易バーナー作る実験してた。
ここで言う「バーナー」って言うのは
キャンプとかで使うちょっとした料理を作る為のコンロの事。
- ハサミやカッターで作れる
- どこでも入手できるアルミ缶を使用
- 環境負荷少なくゴミ箱に捨てられる
- 燃料は軽く安く。
つまり、自転車サイクリングの時暖かい物食べたいなあ、なシチュエーション向けなのですよ。
で、率直に言うと製作実験は失敗でした
まず制作方法ね。
アルミ缶をハサミで切り裂く。
燃料は100円ショップで手に入るコレ。
民宿とかに行くと料理に個人用鍋がでたりするけど。
そういう小型料理に使う炎用の燃料。
マッチで簡単に点火できて火力は結構ある。
こんな風に。
缶の底へ置いて点火。
缶の上にカップを置く。
これは「シュラカップ」と呼ばれるキャンプ用のコップ。
薄くて軽い。
自転車で持ち運ぶのに最適なので。
缶の下には空気取り入れ口を作る。
これで強い火力を維持できる。
さて。
これで加熱実験をしてみた結果のだが、
こんな風に、軽く気泡は出るけど温度が74℃程度までしか上昇しない。
結局の所、失敗だった。
さて
失敗の原因は何なんだろう?
なんだけど。
これは色々試行錯誤してわかった。
こんな風に、炎が外から見えるくらいに持ち上げると沸騰するまで加熱される。
つまり、
缶の上に置くのではなく、炎が全体を包み込むような、炎の通り道を確保してやらねばならんのです。
こうしなきゃ行けない原因は
シュラカップはとても薄い容器であるのが原因。
炎の当たっている部分だけが加熱されるけど、
熱が容器を伝って拡散しないので他部分は加熱されない。
なので、ごく一部分しか暖められず対流も生まれないし、水から大気中への熱の逃げも大きかったみたいだ。
なんというかね。
例えると、
お風呂にものすごーく熱く熱した石を1個投入しても、お風呂は暖まらないよね?
スポット的に加熱しても暖まらないってこと。
でも、低い温度の石でも大量に投入すればお風呂は暖まりやすい。
こんな感じかな。
本当はエントロピーとか使って表現するのが良いんだろうけどよくわからんのでパス。
で、改善方法としては
- 厚い鍋厚の容器を使う
→これは容器が重くなってしまってはサイクリングに持って行けないので却下 - 炎が包み込むような構造に作り替える
→加工がとても大変になるので実質無理
今一個考えている方法もあるけど、ちょっと難しいかなあ・・。
アルコールストーブならアルミ缶で作ってる方も結構いるので参考になるのでは?
返信削除固形燃料だと簡単に気化しなそうなので、やっぱり違うのかもしれませんが
燃料2個使えばいいんじゃね?
返信削除>Chil さん
返信削除貴重な情報ありがとう!
検索したらうじゃうじゃ出て来た。
アルコールストーブの炎と空気の循環構造とか見てみると
シンプルながら「なるほど!」って感じ。
実験しなきゃわからなかった炎のツンデレっぷり。
固形燃料もアルコール系なのでこの方法で行けるはず。
近いうちに実験してみますねー。
>もり さん
それが2個でも同じなのよ。
炎はかなり大きくなるんだけどねー。
温度が上がりきらない。
なんだろう・・・炎自体が不完全燃焼なのかなあ。
始めましてJSBです、よろしく!
返信削除あらゆる種類の自作ストーブを作っている一人です(笑)
頑張っていらっしゃるようなのでJSBのHPが参考になればと
カキコしました。
100均店の個燃10g(ふつうの半分以下)でも
200ccの熱湯は、風を避けると270秒で可能です。
作るコツは3つあります。1は、吸気の位置と量です
缶底から25mm高さにボールペンなどを突き刺して6個~8個の穴あけする。2は、個燃の表面積を切り分けると、面積が拡大して火力は増します但し強すぎるとメルトダウンします
3は、大きな排気面積と鍋底との距離です。
一人用アルミフォイル皿が最適ですが、大げさですね(笑)
次に、使い捨てしやすいのがアルミ製のドリンク缶
そしてSUSやチタンのマグカップ類です。
ゴトクの役目は、バーナーとの距離を15mmから30mm
離すことです。燃焼ガスは急膨張します。大きな排気面積を確保するとガスの流れがうまく形成されて早く沸騰します
http://homepage1.nifty.com/jsb/stovecorner/index.htm
>JSB さん
返信削除ありがとうございます!
すっごく参考になります。
炎の扱いが上手です。お見事ですねーー!
燃焼ガスが急膨張。なるほど。
化学系学校卒業しているのに見落としていましたw
膨張分の通り道作らないと意味が無いですよね。
ゴトク周辺がすっきりしているのって膨張分の逃げ道なんですねー。
今度挑戦してみます!
http://homepage1.nifty.com/jsb/stovecorner/konro15.files/swirlnano1c.jpg
返信削除ガスライターの空缶(40g入り)を流用しています
渦流で設計したが廻らなかった吸気穴だけど(痛)
ゴトクは、いちど火で炙ってからハサミで切ると良いです
とても柔らかくなり、加工が楽に出来ます!
鍋の重さが加わると、その分力が内側へのモーメントと
なって、ゴトクの強度を助けてくれる訳です
ps
JSBも、アキバの秋月などのジャンク屋は
ハトバスコースみたいなものです、面白い物があるね
電気には弱いけど。つい買って来てしまいます(笑)
今後とも よろしく!
>JSB さん
返信削除写真見ました。
細かく加工してますねー!
これならしっかりと炎が包み込んでくれそう。
渦流も検討したいですね・・。
火であぶってから加工ですか。
鉄がそんな特性持っていたとは。ってか、機械や金属材料はサッパリ苦手な物で・・。
秋月は私も電気を知る前から好きでした。
楽しいですよね!
こちらこそよろしくお願いします