背景
前回の投稿でツボとお灸の魅力を知り。
せんねん灸を使ってたのですが。煙が臭くて困ってました。
そこで効くか怪しい電気のお灸探していたんだけど、値段高い上に温度一定のばかり。
お灸ぽさが無い!
納得いかないので。DIYで作ってみました。
紹介
先に結論書きますね。電気お灸でも効果あった!
こんな機械です。
ヒーターが付いてて、ツボに貼り付けて使います私は足がむくみやすいので三陰交のツボがお好みなのですが、もぐさのせんねん灸と同じ気持ちよさがありました。何日か試しましたが、何度やっても足スッキリです!やったね!
特徴
市販の温灸器と違い、本物もぐさ灸に近い温度制御しているところです。
これにより、なるべく古来からの療法に近い効果を得たいなあ、と。
あと、お灸を消耗しないので何荘でも行えるところですね! (お灸1回すえるのを1荘と言う)
参考論文
間接灸の温度特性 和田 恒彦, 全 英美, 宮本 俊和
技術的解説
自慢できような高度な機械ではなく。単純な電熱器の比例制御だけです。
制御マイコンは arduino です。必要かつ十分です。
制御マイコンは arduino です。必要かつ十分です。
温度変化を付けたいので、ヒーターパッド部分にNTCサーミスタを入れました。
サーミスタ値をA/D変換してフィードバック制御してます。
電熱線抵抗値は3Ωにしました。というか手持ちの電熱線で3Ωしか作れなかった(笑
時間対温度プロファイルマップを入れようかと思ったのですが、論文読んだところ温度変化は一次比例に近い感じでした。なので時間追従変化はarduinoライブラリのmap関数を使ってます。map関数は直感的でいいですね。1次式を導出する手間がないし。
//20〜120秒の間に30〜42℃まで滑らかに変化する値tgtTempに代入int tgtTemp; //目標温度格納用tgtTemp = map(timecount,20,120,30,42);
次にサーミスタA/D値と目標温度の差分を取り、出力値を決定。
出力はPWMです。
ヒーターのスイッチはFET使いました。 最近のMOSFETはON抵抗もゲート電圧も小さくて済むのでarduino直チップFETで十分した。すごい時代になったもんだ。
人体左右1対でヒーターパッド作ったので結構消費電流があり、フルパワー時1Aも使います。なのでDC/DCコンバーターはちょっとパワフルなものを使いました。でかい。
大変だったところ
温度制御ですが相手が人体なので比熱が大きいのですよ。なのでフィードバックかけるにしても「系の遅れ」が大きくてオーバーシュートが出がち。比例制御の試行錯誤が手間でした。ここはいまだに完全に直ってません。というか直すつもりもあまりありません。現状でも良い感じの効果出てますので
あと、arduinoのA/D変換でサーミスタの値を取っているのですがノイズらしきもの?が結構ひどくて。リニアな値が取れません。おそらく電源周りのノイズが乗っていると思うのですが。
A/Dのノイズはいつか修正したいです。
これから
- A/Dのノイズ取り
- 弁証法を理解して経絡経穴を決定できるようになりたい
- 私の身体あちこち不調を全部治してみたい
- 北斗百裂拳の使い手になりたい
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